香川県(うどん県)にしかない少し変わった条例

環境にやさしい事業所登録事業実施要綱(丸亀市)

第4条(登録要件)
[中略]

 

2「エコ・ハートまるがめ」に登録をする事業所は、取組目標を3項目以上定めなければならない。

 

3「エコ・リーダーまるがめ」に登録をする事業所は、事業活動が環境に与える影響等の把握を行うとともに、具体的な数値目標を定めた取組目標を3項目以上定めなければならない。

 

地域に密着した「簡易型ISO」とは?

看板や広告などで「ISO9001」や「ISO14001」の認証取得を、誇らしげにアピールする企業や組織が増えてきました。ISOは、スイスのジュネーブに本部を置く「国際標準化機構」の略称。近ごろ注目を浴びている「14001」は、地球環境のことをしっかり考えている団体だという、公式のお墨付きです。

 

ただし、14001を取るまでには、たくさんの課題クリアが求められますし、取得や維持に、通常は数百万円の費用がかかるため、地方の中小企業にとって負担になります。

 

そこで丸亀市は、もっと簡素に、無料で環境保護の努力を認定する「エコ・ハート」というラベルを考えました。さらに本格的に取り組む場合は「エコ・リーダー」となります。

 

もちろん、ISOのメリットは大きいです。多くの人材やカネ、時間を費やすため、経営者には「元を取らなければ」との心理的プレッシャーが作用します。従業員の理解さえ得られれば、うまい方向へ進む場合もあるでしょう。新時代のステータス効果も無視できません。

 

ただ、名よりも実を取り、等身大で事業を行いつつ、年に1回、市へ結果報告することで、自己管理のペースメーカーとして利用できる企業なら、こうした簡易型で十分だと思います。

 

生活環境の保全に関する条例(香川県)

濁った排水を川や海へ流すことの規制も含めて、住みよい生活環境を守るための条例です。

 

国の水質汚濁防止法は、1日の排水量が最大50トン以上の事業所につき、濁りすぎた排水を自然界へ流さないよう、厳しく規制していますが、50トン未満の排水量の事業所は、規制から外れています。

 

香川県は近ごろ、排水規制をさらに強めるため、条例の改正について話し合いました。排水量が50トン未満の、規模が小さな事業所にも同じように規制の網をかける、横出しの一種としての「裾すそ下げ条例」にしようというのです。

 

しかし、そこまでされたら、讃岐うどんのゆで汁を下水に流せなくなるとして、県内のうどん屋から猛反発を受けた県は、妥協案として「1日の排水量が平均10トン以上(50トン未満)」を対象にすることにしました。

 

東京のそば屋では、そばを食べ終わったら、残った麺つゆに、そばのゆで汁を入れて飲む文化がありますよね。うどんのゆで汁についても、似たような「処理」はできないのでしょうか。

 

純愛の聖地庵あ治じ・観光交流館条例(高松市)

大ヒット恋愛映画『世界の中心で、愛をさけぶ』のロケ地となった、高松市庵治町。映画の公開後は、全国から恋する男女が集うデートスポットと化しています。旅行会社も特別ツアーを企画し、スクリーンと同じ風景を求めて大勢のファンが観光バスで訪れているようです。

 

こんな「セカチュー現象」を活かさない手はないと、高松市は2005年にオープンしたばかりだった「庵治文化館」を完全リニューアル。その名称も「純愛の聖地庵治・観光交流館」という、ちょっと照れくさいネーミングで生まれ変わらせました。

 

映画撮影の様子を収めた写真や、出演俳優のサイン色紙などが展示される館内への入場は無料ですが、石挽きコーヒーやソフトクリームなどを味わえるカフェを併設し、カップルたちの甘い思い出を演出しています。

 

ふるさと芸能わっしょいしょい事業費補助金交付要綱(三み豊とよ市)

市の「夫婦獅子舞」「百も々も手て祭」「八はつ朔さく人形まつり」など、独自の民俗文化財に、最高25000円の補助金を支出して、その保存や伝承活動を積極的にサポートしています。