香川県(うどん県)の県名とその他の地名の由来

香川県

川の水はあったのかなかったのか?
〈昔、この辺りに「樺河」という地があり、そこには樺の古木があって、芳香漂う湧き水が流れていた〉と『全讃史』という書籍には伝えられています。

 

一方、この地方は昔から水不足に悩まされることが多く、「枯川(かれかわ)」と呼ばれていたのですが、それがいつの間にか「かがわ」に転じたとする説もあります。一説には、「カガ」は「平らな草地」を表す言葉で、「平らな土地を流れる川」という意味の「カガ川」という言葉ががなまったとも言われています。

 

琴平

琴平という地名はインドのワニを神格化した、クンピーラに関係しているそうです。
コンピラ様は「金比羅・金毘羅」などと書かれ、江戸時代末期には伊勢神宮に次ぐ神社として繁盛し、農業、漁業、医薬、技芸などの神として親しまれ、参拝者が絶えなかったといいます。そして、コンピラの神から「琴平(ことひら)」という地名が生まれたと言われています。

 

象頭(ぞうず)山の中腹に鎮座する神社で、江戸時代まで金比羅大権現だった祭神は現在、大物主神おおものぬしのかみとなっています。「コンピラ」の名はインドの海神(ワニを神格化したもの)「クンピーラ」に由来するのだとか。それは十二神将のひとりである「宮毘羅(くびら)大将」でもあります。

 

讃岐

讃岐という地名は雨の後、山地から流れた水が土砂を通り抜けた砂貫に由来しています。
徳島県の「阿波」が粟の意味であるという例にならって、「真麦(さむぎ)」がいつの間にか「さぬき」になったという説が昔から語られてきましたが、ほかの同音の古代地名が「讃岐郷、散岐郷、散伎郷」と各地にみられるため、この説は必ずしも当たっているとは言えないそうです。

 

それよりも「砂貫(いさぬき)」が「さぬき」になったのではないかと考えられています。この地は、平素は雨が少ないのですが、いったん降るとすぐに山地から平野に水が流れ出します。激しい水の流れが土砂をえぐりながら穴や窪地をつくり、土砂が走り抜けていった土地を「砂貫」と呼んだところに由来しているとも言われています。